わかさぎ竿穂先込み口の作り方

グリップと穂先を接合するのにはどうしたらいいの?

竹は自然体の物でどうしても握り部分の太さとブランクを継ごうとする竹の内径が合わないことが多いです。
それをどうしたらいいのがご説明いたします。

わかさぎ竿|釣竿

グリップの内径に真円の竹を入れて整えます。この内径に継ごうとするブランク(穂先)の太さの
穴をあけてやります。場合によって竹の内径が大きい場合には2重にして入れたりもします。これ
により2ピース竿ができあがります。1ピースで作る場合でもこのように加工することによりしっか
りと安定した作りになりまた、強度も補強できます。内径にいれる真円のストレートの部品は竹で
なくっても良いことは良いのですが(竿の廃材やストレートカーボンパイプ・その他)釣り竿の用途
や使用方法にもよります。ですが、同じ材質の物どうしの方が同じ感じに伸び縮みするので適して
はいます。

こちらの部品をご購入お考えの方はこちらから購入頂けます。

印籠矢竹ロングタイプ

印籠矢竹ショートタイプ

印籠矢竹小竿製作用極細タイプ

わかさぎ竿|釣竿

花道部分こちらも素材によて色々ですが凹み具合が大きかったり・幅が広かったりします。比較的
幅の狭い*素材や凹みの浅いものはグリップの外径を整形していったときにに小さくできるものはそ
れでもかまいません。竹の廃材を利用して平板を作りそれを花道に貼り付けグリップ側の外径を整
形していきます。または上記のようにパテを利用してもかまいません。これをおこなうことにより補強
と糸を巻いた時の隙間を埋め巻きやすく糸のほつれを防ぎます。


わかさぎ竿|釣竿

お好きなように色を塗ってください

わかさぎ竿|釣竿

これにより持ち運びのできる2ピースのわかさぎ竿ができあがりました。どんな穂先を継ぐにしても
同じやり方です。

使用の穂先はこちら
当店”オリジナルグラスソリッドわかさぎ用720mm


わかさぎ竿|釣竿

こんな形もあります。(自由でかまいせん)矢竹の細い物をあえてグリップから出るように継いでそれにより穂先の
比較的細い物を付けらるような作りです。クジラ穂先とか3mmクラスかなり細い穂先とか扁平ソリッドを利用した短
めの竿などに適した感じの作りです。グリップもかなり細めの材料となっています。

■参考スペック■

グリップ:太さ17mm位
リールシート:FS-6 わかさぎタイプはこの6タイプのリールシートで大丈夫です。
その他:印籠矢竹1本