チュブラーと竹材を使った和竿風の組み方をご紹介します。
材料はナチュラルテーパーのグラスチュブラー1400mmです。こちらのチューブラーは穂先との込
み口を自分で作るタイプですこれにより自分にあった自由な長さや調子の竿を作ることが可能です
グラスチュブラーの外径を測定してチュウブラーの肉厚分を引いて使用する穂先の差し込み部分を
作れる位置を推測します。(例:肉厚0.5mmのチュウブなら測定した外径から0.5*2=1mmを引くとその
位置の内径が予測できます。白テープ位置)この位置から込みの長さ分をたした上の位置でカットしま
す。(込みの長さよりも数ミリ多くとっておいた方がいいです。黄色テープ位置)
※込みの長さは5cm位を目安にこの範囲で製作したらよろしいかと思います
※コミの長さは色々ですがちぬ筏竿系ですと大体3~5cm位の範囲です。
経験などなくわからない方は込みの長さ4.5cm以上4.8cm位で製作して見てください。
位置が決まったらそこの部分をカットします。
次にドリルを使い穂先の込み口を作ります。長さは製作者のよっても異なりますがここでは3.5cm
の長さの込み口のを作ります。ドリルはいっきにあけるよりは何回かに分けて少しづつあけていく感
じであまり早くない回転数であけていきます。ドリル側にもテープなので印つけておくと込みの長さが
解りやすいです。
穴は使用する穂先の外径に合わせた内径の穴をあけます。
例 4mmの穂先の場合は4mmの穴
穴をあけるにあたって使用するドリルなどもご用意でいきればやや小さい3.9mmなどのドリルを使
った方がいいです。もしくは穂先をやや太め位置でカットし少し削って合わせていきます
使用するドリルの性能にもより実際4mm表示でも1/100程度誤差があります。チュブラー込み口4mm
で製作しても4mmの穂先が抜けてしまうような場合は塗装の厚みでかみ合を調整します。塗装で厚くな
ってしまい入らないくなってしまった場合は耐水ペーパーを利用してかみ合うように調整します。
何本か製作していくうちにご自分のパターンができあがりますのでそうなると意外と簡単に作れちゃいます。
ご自分の設計にもとづき手元となる竹やチューブラーの長さを決めカットします。
次に手元(グリップ部分)の加工を行っていきます。
隙間が出る場合など出る場合はスペンサーテープや糸などをブランク(チューブラー)に巻いて
調整しました。あとは竹の外径を削って形を好みの形に整えていきます。
竹とチューブラーがしっかり密着していれば竹はいくら薄く削っても大丈夫です。これですとチューブラ
ーと竹との段差がなくなる作りができます。
注;竹を薄く加工した場合やまたは違った加工をした時も竹には糸を巻きしっかりとコーティングを行
って下さい。強度をたもたせるやり方はその他色々あります
チューブラーの継ぎについては色々ありますが・・・・グリップ全体に通すのかある程度位置まで通
すのか製作者の設計により竹に穴をあけていきます。①チュブラーの外径を細かく測定してチュブ
ラーに合わせてテパーを付け竹に穴をあけピッタリ竹と密着させる方法②ある程度チュブラーの外
径に合わせてストレートに穴をあける方法があります。 ①は難しい加工となります。②は比較的易
しい加工です。ここでは、グリップ全体にストレートに穴をあけていきます。若干隙間がでた場合、
または出ている場所にスペンサーテープなどを巻きグリップと密着させてEVAの接続のように接着し
ていきます。キツすぎると接着剤をつけた時にでる厚みで竹が割れてしまったりもしますのでほんの
若干緩い方が良いです。また、ピッタリ加工できても自然の物を行う加工なので正確には穴はあい
ていませんのでそれなりにテープを巻いて密着させてもよろしいかと思います
注意:竹に穴をあける場合はあけようとする箇所の幅にタコ糸などを竹に巻いた状態で穴開けをし
ないと竹を割ってしまう可能性があります。
※加工の仕方は色々なのでご自分のやりやすい方法でOKです。
尻栓や肘あてなどを利用する場合はそれに合った加工をします。
※写真は尻栓を利用しました上記写真のように加工してこのように出来上がった状態です。
竹の切れ端や廃材を利用してこのような薄い板を作っておきます。
これを竹の花道(凹みの部分)に木工用ボンドなどで貼り付け竹の外径を形作っていきます
※これをすることにより強度がましややだ円していた外径を真円に整えることによえい見栄
えや後から作業での糸巻などの隙間がなくなり糸のほつれを防ぎます
チュブラーと継ぐ竹先端部分の加工のやり方は色々ありますので好みで竹の外径を削ったりして
形を作って下さい
磨きをかける前のグリップ
磨きをかけた後のグリップ
※グリップの磨きについての状態は好みでOKです
リールシートなどを取り付ける位置が安定しない場合は竹を削ったりまたはパテなどを使い取り
付けやすいようにします。飾りの糸などを巻く部分の面が凸凹していた場合などもパテなどを使
うと比較的きれいな面に仕上げることができ作業もらくにおこなえます。尻栓や肘あてなどをしな
い場合は竹の尻を木材(特に決まりはないので代用できるものでOK)などを利用して栓をします。
※リールシートを取り付ける位置や力が入る部分は木工用パテではく比較的固い(丈夫)なエポキシ
系のパテが良いです。やわらかい(弱い)ものだとその部分が後からヒビがはいったり割れてしまった
りします。
車の修理に使うパテが結構お勧めです。